山口で日朝関係を考える講演会 |
日朝関係を考える講演会−「『ピョンヤン宣言』の早期実現に向けて! 東アジアに生きる私たちの過去、現在、そして未来」が21日山口県の防長青年館で行われ、約200人が参加した。 自治労山口県本部、山口県平和フォーラム、憲法を生かす山口市民の会、山口県朝鮮人強制連行真相調査団の4団体が主催。平壌宣言発表1周年に祭し、1日も早い宣言履行のため行なわれた。 主催者側を代表して挨拶した佐々木あけみ山口県議会議員(社民党県連合代表)は、「日本と朝鮮の関係は拉致問題を契機に危機的な状況にある。拉致は許されない国家犯罪だが、日本は過去、朝鮮の人々に対して行ってきた行為に対し、謝罪も反省もしていない。真の友好、連帯、共生の社会を築きあげていきたい思いでこの集いを企画した」と述べた。 講演会では、下関市立大学教授の木村健二氏と山口大学教授の纐纈厚氏がそれぞれ、講演した。木村氏は日本、朝鮮の交流の歴史について語り、纐纈氏は南北朝鮮の分断システムの終焉が朝鮮半島と東アジアの平和と安定をもたらすと述べた。 講演会では平壌宣言の早期履行を日本政府に強く求める集会アピールが採択された。会場では平壌宣言の支持と日朝国交正常化を求める署名を募り、多くの参加者らが応じていた。 [朝鮮新報 2003.9.29] |