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総連大分県本部で放火未遂

 21日深夜、総連大分県本部付近にガソリンのようなものがまかれる事件が発生した。22日午前には「朝鮮人を皆殺しにしてやる」との脅迫電話が県本部にかかってきた。また大分県警本部と共同通信社には犯行を認める電話があり、犯人は「日本皇風軍」と名乗った。大分中央署は放火未遂容疑で捜査している。

 これらと関連し、総連本部の梁文植委員長は22日、記者会見を開き、談話を発表した。

 梁委員長は、「朝・日平壌宣言発表1周年を迎えるこの時期に起きた卑劣な事件は、朝鮮と総連に対する敵対感情をあおり、朝・日友好を妨害する悪質な政治的目的から起きたものであり、怒りを禁じえない」と語った。

 また、7月29日には総連新潟県本部銃撃事件、ハナ信用組合新潟支店爆弾脅迫事件が発生するなど、この1カ月半の間だけでもこうした事件は新潟をはじめ神奈川、福岡、岡山などで起き、また東京、茨城、愛知での脅迫事件まで含めると10件に上るとし、「人命をも脅かすこうしたテロ行為が二度と起きないよう、日本の関係当局は適切な措置を講じるべきだ」と主張した。

[朝鮮新報 2003.9.24]