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〈関東大震災−朝鮮人虐殺から80年〉 千葉で慰霊祭と懇談会

 千葉県八千代市の観音寺慰霊碑前で7日、関東大震災80周年記念−朝鮮人犠牲者追悼・慰霊祭と「お話と懇談の集い」が行われ、70余人が参加した。千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会、高津地域特別委員会、高津山観音寺の主催によるもの。総聯千葉県本部の宋岩佑委員長、高津地域特別委員会を代表して八千代市議、江野澤隆之副議長がそれぞれ追悼の辞を述べた。

 慰霊祭に先立ち、午前10時からは八千代市内の墓地、高津なぎの原、大和田新田、長福寺、中台墓地の4カ所を周り焼香。墓についての解説が行われた。

 午後からは観音寺本堂で、大日方聰夫日大教授による「軍郷習志野周辺の近・現代史をめぐって」と題する講義が行われた。

 参加者らは、「今日、日本政府が朝鮮人に対して行っていることは、80年前と変わりない」「普通の人が簡単に殺人者になってしまうことに恐怖を感じた」などと語り、朝・日友好親善のために、日本政府は真相を糾明し謝罪すべきだと話していた。【千葉支局】

[朝鮮新報 2003.9.16]