朝・日「平壌宣言」発表1周年に際し、朝青と日本の青年「友情プロジェクト」を推進 |
朝・日間初の首脳会談開催、歴史的な「平壌宣言」(昨年9月17日)が発表されてから1年が経つ。同宣言は「朝・日間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立」(前文)することを確認した意義深いものだ。宣言発表1周年に際し、朝青では日本の青年と手を取り合って朝・日新時代を切り開いていこうと、「朝・日青年友情プロジェクト」を推進する。「朝・日国交正常化の早期実現、在日コリアンの人権を守り差別解消に貢献しよう」(朝青中央の鄭致雲部長)というものだ。 差別解消も プロジェクトの主な内容は、幅広い日本の青年団体とともに@民族教育に対する日本政府の新たな差別に反対する運動、A「朝・日平壌宣言を支持し東北アジアの平和と安定を求める50万人署名運動」、B日本各地を縦断する日朝友好の軌跡をたどる「フレンドリーウォーク」および「フェスティバル」―などだ。 @の民族教育権問題では、朝鮮学校卒業生の大学受験資格の差別撤廃を求め、青商会、留学同とともに実施した署名運動を引き続き展開し、文部科学省に要請行動を行う。また日本の各団体と合同で要請もしていく。 A「50万人署名運動」は同胞10万人、日本市民40万人を目標にすでに始めており、11月末、日本国首相、外務大臣あてに提出。国交正常化を求める声を伝える。 Bの「フレンドリーウォーク」「フェスティバル」は日本の青年団体と合同で企画、推進するもの。 前者は、東西に分かれて10月中旬、北海道と九州・対馬をそれぞれ出発し、朝鮮通信使の軌跡や強制連行跡地など朝・日関係史を辿りながら11月9日、東京に集合する予定だ。現在、参加者を募集している。 後者は「友好」「親善」をキーワードに東京(11月24日)、大阪(同16日)をはじめ各地で開催する。 神奈川でライブ 神奈川では17日、横浜公園(スタジアム側)で午後6時から、日朝の親善平和を願うイベント「ミサンガライブ〜未来をこの手で」が開催される。ビデオ上映、野外ライブなどを行う。同日4時からは横浜駅、桜木町、関内において署名運動を実施する。 また8月30日の日本青年、在日コリアン青年の未来社会を切り開いていくための勉強会「第1回豊かな日朝関係のあり方」を皮切りに、10月11日と11月8日にも勉強会を開く予定だ。 [朝鮮新報 2003.9.10] |