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〈関東大震災−朝鮮人虐殺から80年〉 群馬成道寺追悼祭での同胞参加者の声

 群馬県藤岡市成道寺では8月31日、日朝友好連帯群馬県民会議、連合藤岡地協の主催で追悼祭が営まれた。

 この日、群馬県在住の朴浩烈さんの詩「誓いの日」を朗読した群馬朝鮮初中級学校3年生の朴京花さん(15)は、「日本の植民地時代、同胞たちがいかに苦痛に満ちた生活をしてきたかについては、授業でも学んできたが、実際に碑の前に立って焼香すると、曽祖父母、祖父母の血と涙の歴史、虐殺の受難の歴史を改めて実感した。関東大震災時に虐殺が行われた現場に立ってみると、衝撃を感じる。こうした事実を私たちが後輩たちにも伝えていかなければならないと思った」と語っていた。

 また、ある同胞男性は、「日本の植民地時代に受けた虐殺、拉致、『従軍慰安婦』、徴兵、徴用、差別、蔑視は朝鮮民族の骨髄に入る恨(ハン)を感じている。こうした事実に目を背け、反省、謝罪、補償もなしには私たちの恨はとけない。日本反動たちは、当時の朝鮮人生存者がすべて亡くなり、過去がうやむやになることを願っているが、決してそうはならない。今を生きる私たちの責任が重い」と話していた。【群馬支局】

[朝鮮新報 2003.9.6]