関東大震災朝鮮人虐殺80周年に際し、総連千葉、知事に要請 |
関東大震災朝鮮人虐殺80周年に際し、総連千葉県本部の康東勲副委員長をはじめとする総連、女性同盟、商工会、青商会の代表らが8月29日、県庁を訪れ、朝鮮人虐殺の原因と国家責任の所在などを明らかにし、謝罪と賠償を行うよう日本政府に働きかけることを求めた堂本暁子知事あての要請書を提出した。要請書は27日に開かれた千葉県朝鮮人報告会参加者一同名義。知事室の荒川嘉治副室長が対応した。 要請書ではまた、いつ、どこで、誰が、誰を、どのように虐殺し、埋葬したのかを県が究明、公開するとともに、県内に散在する追悼碑などを調査、発掘して、朝・日友好親善と共生のための追悼碑を県が責任を持って建立、管理することも求めた。 席上、県商工会の尹守漢副会長は、「犠牲者は日本の植民地支配により土地を奪われ日本に渡ってきた朝鮮人で、その数6600人を超える。千葉では351人が殺されたと言われるが、調査をすれば数はさらに増えるだろう」と語りながら、真相の究明、謝罪と補償、追悼碑建立などを訴えた。 [朝鮮新報 2003.8.30] |