総連福岡県本部へのテロ行為に対する日本各界人士の怒りの声 |
24日夜、マスコミ各社に「ケンコクギユウグン チョウセンセイバツタイ」を名乗る男から「爆発物を設置した」との「犯行声明」電話があり、総連福岡県本部と朝銀西信用組合福岡支店から爆発物らしきものが発見された事件で、県内の日本各界人士から怒りの声が上がっている。 津留雅昭(戦争への道を許さない福岡県フォーラム代表):朝鮮問題を力によって抑えこもうとする勢力があることを憤り、かつ恥じる思いで一杯だ。戦争への道を繰り返さないために日本と朝鮮の人々の連帯を一層強めて行きたい。 前海満広(平和、人権、環境福岡県フォーラム事務局長):この行為は悪質で人間として許されない。人命を脅かすテロ行為だ。徹底的に真相の究明を求めるとともに、こうした状況をつくらない社会環境づくりが必要だ。 久保山教善(自主、平和、民主のための広範な国民連合・福岡筆頭代表世話人):今回の事件の背景には、米国の北朝鮮圧迫政策に追随し、北朝鮮に圧迫を加える日本政府の外交姿勢があると思う。 かつて日本が中国や朝鮮半島に侵略したことへの反省はなく、私たち日本国民としても対米追随の小泉政権に対して怒りが込みあげる。また私たちも過去の侵略の歴史を反省し、日本の戦争への道を許さないために、行動を起こさなければならない。 とくに強まる日本の排外主義の中で、在日朝鮮人への人権が脅かされ、差別が助長されるのではと危ぐの念を抱いている。今こそ深い連帯の輪を築き、アジアの共生を訴えていきたい。日朝国交正常化を求める世論を形成するために活動を強める決意でいる。 堀田広治(日朝協会福岡支部長):このようなテロはいかなる理由があれ決して許してはならない。警察当局は、卑劣なテロ行為が二度と繰り返されることがないよう事件の真相を究明し、再発防止に努めるとともに、政府当局は「平壌宣言」にそって真摯(し)な態度で国交正常化交渉に臨むよう強く要請する。(順不同、文責編集部) [朝鮮新報 2003.8.28] |