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東京で金大中氏拉致事件30周年の集い

 「金大中氏拉致事件30周年の集い」が8日、東京六本木の国際文化会館で開かれ、金前大統領夫人の李姫鎬さん、事件の真相解明を求める南側市民の会の韓勝憲会長らと国会議員、学者らで作る日本側の事件の解決を求める会メンバーら約150人が参加した。

 集いでは、金前大統領が寄せたメッセージを李夫人が代読。その中で金前大統領は、事件は「韓・日両政府の癒着の中で適当に「政治決着」されてしまったと指摘しながら、「しかし、韓国の公権力が拉致事件を企て、日本が確実な証拠を持っていながらも黙過した事実は、今となっては世の知るところとなった。歴史は、必ず真相を包み隠さず公式文書として記録することになる」と強調した。

 集いでは、「金大中氏の人権回復および日本の主権の回復を無視して、2度に渡って『政治決着』を行い解決の道を閉ざした」日韓両政府を非難するアピールを採択した。

[朝鮮新報 2003.8.16]