東京学芸大学（東京都小金井市）の教員有志が７月１８日、「外国人学校卒業生の入学資格を求める要望書」を同大の岡本靖正学長に提出した。要望書は同月２３日にも再度提出されており、賛同教員は１日現在、同大の全大学教員３７８人中、２０５人となっている。関係者は「本大でもこれまで例がない数字。署名の重みを大学執行部も十分に認識していると思う」と述べている。

　要望書では、�@文部科学省が民族学校を含む外国人学校卒業生に対して、国立大学への受験資格を認めるための法的措置を速やかにとる�Aそれが今年度の受験に間に合わない場合は、受験資格を各大学の自主的判断にゆだねる�B岡本学長が、すでに朝鮮学校生徒から申請されている「入学資格認定書」を早急に交付する−ことを求めている。

［朝鮮新報 2003.8.5］