朝鮮戦争停戦50周年に際し、在日本朝鮮社会科学者協会が公開シンポジウム |
朝鮮戦争停戦協定50周年に際し、在日本朝鮮社会科学者協会主催による公開シンポジウム「戦争か、不可侵か」が16日、東京御茶ノ水で開かれた。 シンポジウムでは、朝鮮大学校の康成銀教授、フリージャーナリストの元英哲氏、「日韓分析」編集長の北川広和氏が報告した。 康成銀教授は、朝鮮戦争が北南協商の可能性を完全につぶし分断が固定化されたと指摘。停戦協定は平和を意味するものではなく、平和協定への転換が求められていると強調した。 元英哲氏は、米国との不可侵条約締結を求める朝鮮の自主的な立場について説明しながら、崩壊から共存まで揺れ動くブッシュ政権の対朝鮮政策について言及した。 北川氏は、核問題の発生から現在までを振り返りながら、朝米平和協定の締結が何よりも必要だと指摘。日本との関係では改善に向けて動き出すとの見解を示した。 [朝鮮新報 2003.7.17] |