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〈大学受験資格問題〉 教育評価し平等に付与を、京阪神の3知事が文科省に要望書

 京都、大阪、兵庫3府県の知事が20日、外国人学校卒業生に対する日本の大学入学資格問題と関連し、同卒業生にも平等に与えるよう求める要望書を遠山敦子文部科学大臣あてに提出した。3府県の関係者が同日、文科省を訪れ、高等教育局大学課の清木孝悦課長に手渡した。この問題と関連し、都道府県単位の自治体が直接文科省に要望を行うのは初めて。

 朝鮮学校など外国人学校が多く所在する京阪神3府県は今春、意見交換、協議を行った結果、この問題は地方自治体としても実現をめざしていくべき課題であるとの共通の認識に達し、文科大臣あての要望を3府県知事で行うことを決定。

 要望書は、「関西地区に多くの外国人学校があり、国籍や民族の違いを認め合う共生社会の基盤になっている」と指摘。外国人学校の教育課程をきめ細かく評価し、平等に大学受験資格を与えるよう求めた。対応した清木課長は「検討中」と答え、回答を避けた。

[朝鮮新報 2003.6.21]