日本政府の「万景峰92」号入港阻止は戦時と変わらぬ措置−規制反対100万人署名を展開して行くと元衆院議員の吉田正雄さん |
日本メディアのわい曲された報道に流されず、日本人と在日朝鮮人が共存できる社会を作ろうと努力してきた。今回日本政府が「万景峰92」号の新潟入港を阻止したことは戦時中と同じような措置であり、許しがたいものだ。また、在日朝鮮人の基本的人権である祖国への往来を阻止しようというもので、話にならない。 こうした動きをそのままにしてはいけないという思いから9日、在日朝鮮人の人権を守ることを求め、新潟市内でデモを行った。 当日、新潟県内のさまざまな平和団体に所属する25人が参加した。参加人数は少なかったものの、大きな一歩を踏み出せたと思う。参加者たちも、難しいことはあるが頑張っていこうと口をそろえて話していた。 アジアの平和を成し遂げる上での基本問題は、日朝国交正常化の実現であり、この地域の各国首脳が正しい歴史認識を持つことだ。 日朝間では不審船や拉致などいろいろな問題があるが、これらはかえって日本人が正しい歴史に目を向けるいいきっかけになると思っている。正しい歴史認識を持つようになれば、道はおのずと開けてくる。 日本は現在、危険な状況になっている。これを防ぐため、今後新潟県内で日朝国交正常化と「万景峰92」号の入港規制措置に反対する100万人署名運動を展開する予定だ。 [朝鮮新報 2003.6.14] |