「ミサイル機器不正輸出」は意図的な世論操作−総連中央国際統一局長談話 |
「ミサイル関連機器不正輸出」に「万景峰92」号と総連が関与しているかのように意図的な世論操作が行われている問題で13日、東京千代田区の朝鮮会館で総連中央国際統一局の韓正治局長が記者会見し談話を発表した。談話の全文は次のとおり。 朝鮮総連が「万景峰92」号で、ミサイル関連機器を意図的に「不正輸出」したかのように世論が操作されている。 朝鮮総連は、このような商取引に一切関与しておらず、その取引そのものは違法、「不正」な方法ではなく、合法的な手続きを経てなされたと、認識している。 にもかかわらず一方的に「ミサイル関連機器」を「万景峰92」号が「不正輸出」したかのようなイメージを作り上げ、同船を「ミサイル部品運搬船」のごとく扱うとことは、朝鮮総連の名誉を意図的に傷つけ「万景峰92」号の入港を妨害しようとする行為で、断じて許すことができない。 「万景峰92」号が貨客船として、商取引にともなう貨物、乗船者の荷物などを運搬するのは当然の行為である。 「万景峰92」号は就航以来10余年、違法行為を行ったことは一度もない。 反共和国、反総連キャンペーンが強まる中で、「万景峰92」号に対する事実と異なる虚構が作り上げられていることに憤りを禁じえない。 在日同胞の祖国訪問を保障するための「万景峰92」号に対する誹謗と中傷は、同船の入港を妨げるための意図的で悪質な世論操作であり、朝・日友好を阻害するものとして、直ちに中止することを強く求めるものである。 [朝鮮新報 2003.6.14] |