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〈大学受験資格〉 大島衆院議員らの質問に文科省、発表時期明かさず

 社民党の大島令子、山内恵子両衆議院議員は5月29日、東京・永田町の衆議院第1議員会館で文部科学省の亀田高等教育局大学課課長補佐、村田国際課長らと面談。大学受験資格問題と関連し朝鮮学校関係者が重ねて要望している学校訪問や同校の教科書調査をしたのか、また検討結果をいつ発表するのかについて聞いた。

 これに対して亀田課長補佐は、「検討する期間も含めて検討中」と返答。検討の方向性として、特定の外国人学校を排除することはないとしながらも、英米の学校評価機関の認定を受けたインターナショナルスクールに大学受験資格を認める当初の決定は「一定の論理性があると思っている」と発言した。朝鮮学校訪問や教科書の調査を行っていないことも判明した。

 在日本朝鮮人人権協会会員の洪正秀、金舜植の両弁護士、申静子さん、田中宏龍谷大学教授らも同席。「教育をつかさどる文科省が現場を一度も見ずに決めてはならない」と、遅くとも第1回大学入学資格検定(大検)が行われる8月初旬以前に結論を出し、外国人学校出身者が04年度入試を大検なしで受けられるよう求めた。

[朝鮮新報 2003.5.31]