欧州共産党、労働党討論会−朝鮮との連帯を強調 |
朝鮮との連帯のための欧州共産党、労働党の討論会が5日、ベルギー労働党の主催によりブリュッセルで行われた。 討論会には、ベルギー労働党のリド・マルテンス委員長とロシア、アルバニア、ブルガリア、フランス、ドイツ、ギリシャ、英国、イタリア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、モルドバ、オランダ、ノルウェー、ルーマニア、ウクライナ、スペイン、スウェーデンなど各国の政党代表団、そしてオブザーバーとしてキューバ、アルゼンチン、インド、メキシコ、パレスチナ、セネガルの政党代表団が参加した。 討論会ではまず、朝鮮労働党代表団団長が最近の朝鮮半島情勢について言及した。 続いて討論が行われ、討論者は米国が朝鮮を孤立、圧殺するため不当な核騒ぎを繰り広げるなどの策動を弄しており、最近は軍事的打撃をうんぬんしていると非難。朝鮮半島の核問題は朝米間で解決されるべき問題であると主張した。 討論会では、金正日総書記に送る連帯の手紙が採択されたのに続き、朝鮮を支持する決議が採択された。 決議は、朝鮮の自主的平和統一は全朝鮮人民の宿願であると指摘、朝鮮の統一に全面的な支持を表明した。また、いわゆる朝鮮の「核問題」はブッシュ政府が朝鮮の平和統一プロセスを破たんさせ、朝鮮半島とアジアで軍事的緊張状態を作り出して、米国の威嚇と実質的な戦争準備策動を正当化するために意図的にでっち上げたものだと指摘。現在の危機は朝鮮と米国間の問題であり、米国はまず朝鮮と不可侵条約を締結すべきであると強調した。 そして、戦争を防止し平和を維持するため、すべての欧州諸国政府が朝鮮に対する米国の威嚇と挑発に反対することと、朝鮮と外交、経済関係を結び強化することを求めた。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2003.5.17] |