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「対朝鮮関係正常化を」−日本、在日の学者ら記者会見、声明発表

 日本と在日同胞の作家、評論家、学者らが9日、参議院議員会館で記者会見を行い声明「イラク戦争と日朝関係」を発表した。

 記者会見には署名に賛同した96人(9日現在)を代表して、歴史家の和田春樹氏、三木睦子全国発明婦人協会会長、姜尚中東大教授、石坂浩一立教大講師、李順愛富山国際大助教授、櫛渕万理ピースボート代表らが参加した。会見では李順愛氏が声明を発表し、日本政府は朝鮮問題を口実にイラク戦争への支持を表明したと指摘。北東アジアの平和のためにも、日本は朝鮮との関係を正常化すべきだと強調した。

 会見ではつづいて参加者らが発言。「米国が朝鮮への武力行使を選択した場合、日本の安全も脅かされるということを知るべき」(姜尚中氏)、「政府のイラク戦争支持は若い世代が担うべき未来に取り返しのつかない汚点を残すことになる」(櫛渕氏)などと指摘した。

 声明は小泉首相と川口外相に伝えられるとともに、市民の間にも広めていく予定だ。

[朝鮮新報 2003.4.10]