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狂言師の野村万之丞氏、総連中央を表敬訪問

 「4月の春親善芸術祭典」期間中に平壌で行われる「第6回現時代と民族芸術に関する美学討論会」に参加する、狂言師で国士舘大学教授の野村万之丞氏一行が3月27日、東京都千代田区の朝鮮会館を表敬訪問した。徐萬述総連中央議長が韓正治国際局長とともに歓談した。

 野村氏は席上、仮面の舞を踊る各国の民族アーティストたちが一堂に会し、平和と親善に貢献することが長年の夢だったと強調。夢を実現するうえで今回の訪朝は意義深いものになると述べながら、便宜をはかってくれた総連に謝意を表した。

 徐議長は、複雑な情勢下で祭典に参加する一行が成果を納めることと、文化芸術交流を通じた朝・日両国民の相互理解と友好親善に寄与することを願うと激励した。

 野村氏は、狂言界の代表的家門である野村家の8代当主として国際的にも広く知られており、フランス芸術勲章も授与されている。一行は12日から訪朝する。

[朝鮮新報 2003.4.7]