〈世界民主青年連盟第16次総会〉 「幅広い交流を」朝青代表団 |
朝青代表団は、総会の全体会議で演説し、日本国内で依然として残っている対朝鮮敵視政策と在日朝鮮人に対する差別、とくに朝鮮学校に通う学生たちへの嫌がらせや暴力、そして国立大学受験資格問題をはじめとする若い世代に対する差別の実態を広く世界に知らせた。 代表団のメンバーは数多くの外国の代表と面談を行ない友好と相互理解を深めながら、日本において根強く存在する朝鮮人に対する蔑視感情や制度的差別を是正するための 総連のさまざまな活動に対する支持と連帯を訴えた。 また、独自に写真展示会を開き、在日朝鮮人運動に対する日本当局の弾圧や、差別政策に反対する朝青のたたかい、そして日本で民族性を守り堂々と生活しながら多方面で活躍する在日朝鮮青年や学生の姿を写真で紹介し、数多くの参加者の関心を集めた。 朝青代表団の一員として総会に参加した朝青京都府本部の李蓮澤委員長は、「国際的な場で 総連や朝青の活動をアピールしていく必要性を、今回の活動を通して強く感じた。在日朝鮮人を取り巻く環境や問題については、対外的に充分に知られていない面が多いので、これからいろいろな場で交流をはかり、より幅広い朝青活動をすすめていきたい」と語る。 米国のある女性活動家は、「アメリカ国内でも黒人やマイノリティーに対する差別が根強く残っているが、日本政府がいまだに朝鮮人に対する差別政策を続けていることに驚いた。差別に反対し権利保障のためにたたかうあなたたちの活動に敬意を表したい」と話し、 総連の活動に対する共感を示していた。 [朝鮮新報 2003.3.31] |