〈北南経推委第6回会議〉 9項目の合意文発表 |
北南経済協力推進委員会第6回会議が8月26日から28日までソウルで行われた。会議には、北南経済協力推進委員会北側委員長の朴昌蓮国家計画委員会第1副委員長を団長とする代表団メンバーと随員、北南経済協力推進委員会南側委員長の金光琳財政経済次官を団長とする代表団メンバーと随員が参加した。 会議で双方は、北と南が力と知恵を合わせていくならいかなる問題もりっぱに解決することができるとの見解を同じくし、北南経済協力推進委員会の今後の活動方向と実践的な方途を提示し、協議した。採択された合意文は次のとおり。 1、北と南は、鉄道、道路連結工事を積極的に推し進めて一次的に東海線で温井里―猪津間、西海線で開城―汶山間のレール敷設と道路の路盤工事を年末までに終えることにする。 このため南側は、東・西海線の鉄道、道路連結のための設備、資材を早急に北側に提供するよう努力する。 2、北と南は、開城工業地区第1段階開発区に対する総合設計が終わり次第、インフラの建設に着手し、関連の細部規定も速やかに制定、公布し、工業地区の開発が国際的競争力を持つ方向で進ちょくするよう積極的に協力する。 3、北と南は、金剛山観光事業の活性化に向けた必要な措置を取り、海上観光と陸路観光、観光地区開発など業者間の合意が円滑に実現されるよう積極的に協力する。 4、北と南は、経済協力の制度的保証に向けた4つの合意書の後続措置などと、北南海運合意書の発効、付属合意書締結のための措置を積極的に取ることにする。 これに関連し、経済協力制度分科第3回会議と第3回海運実務接触を10月初旬頃に同時に行うことにする。 5、北と南は、文書交換協議中にある臨津江水害防止に関連する合意書の討議を推し進め、水害防止のための具体的な対策を講じることにする。 6、北と南は、北南間の商品、賃加工取引を直接取引の方式でさらに拡大し、これに関連する活動の協議ルート開設などの実務措置を速やかに取ることにする。 7、北と南は、南側経済考察団の北側訪問と北側経済実務考察団の南側訪問が適切な時期に実現されるよう努力する。 8、北と南は、北南経済協力推進委員会第5回会議の合意に従い、コメの提供と分配現場の確認が円滑に行われるよう協力する。 これに関連し、すでに提供されたコメ10万トンに対する分配現場訪問を9月中に行うが、場所は東・西海地域で全3カ所にし、訪問人員数は5〜7人ずつにする。 9、北南経済協力推進委員会第7回会議は10月の下旬頃、平壌で開くことにする。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2003.8.30] |