「第２５回ウリ高校奨学生文化祭」（主催＝第２５回ウリ高校奨学生文化祭実行委員会）が２０日、大阪のメルパルクホールで行われた。２５回目という節目を迎えた今年は、約２３０人が参加。関西、関東、東海、福岡地域などから集まった高校奨学生だけでなく、OB、OG、大学奨学生や民族学級の生徒らも出演した。

　舞台では日頃から練習してきた民族舞踊やサムルノリ、弁論、アンサンブルなど多彩な演目が披露された。アンサンブルでは、自分たちの存在について仲間と話し合う過程で、在日コリアンであることを再確認することの大切さを知ったと涙ながらに訴える生徒たちの姿もあり、観客らは大きな拍手を送っていた。

　滋賀県立八幡工業高校２年の金卓路さんは、「奨学会の集まりに参加して多くの同胞の友達と出会えた。これからも民族の誇りを持って堂々と生きていきたい」と語っていた。

［朝鮮新報 2003.12.25］