〈各地の朝鮮学校で公開授業〉 長野朝鮮初中級学校 |
各地の朝鮮学校で公開授業が行われる中、長野朝鮮初中級学校でも今月6日と9月6日の両日に催された。参加した日本の教育関係者らは、民族教育に対する理解を示すとともに、朝鮮学校に対する処遇を改善していくべき必要性を感じていた。 長野初中の2回の公開授業は、松本市教育委員会委員をはじめ、日本の小、中学校教員らを対象に行われ、延べ60余人が参加した。 公開授業後、李盛吉校長が学校の実態、朝・日関係について説明し、質問に答えた。以下、参加者らの感想文を紹介する。 「中3の英語の授業を見たが、先生の質問にすらすら返答するのを見て、自分の学校の生徒と思わず比べてしまった。授業内容も興味深かった。朝鮮学校は各種学校扱いだが、文科省は学校を実際に見てみるべきだ。国がバックアップするのは義務であると思う」(中学校教諭、男性) 「朝鮮語だけではなく日本語もできてうらやましいと思った。補助金の差別や嫌がらせの電話があると聞いたが、こうした差別は早くなくなるべきだ」(小学校教諭、女性) 「生徒の雰囲気は日本の生徒と変わらないと感じたが、学習に取り組む姿は少し違った。意欲的というよりまじめさが印象的だった。これまで日朝問題には関心が薄かったが、こうした交流を通じて、朝鮮学校のことや日朝問題について学んでいきたい」(中学校教諭、女性)【長野初中】 [朝鮮新報 2003.10.23] |