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日校生「民族」の確認へ−今年も8月3日から全国10カ所でサマースクール

 日本の中学、高校に通う同胞生徒(日校生)たちにとっての最大のイベントである「サマースクール」の季節がやってきた。今年は神奈川、山口、九州ブロック(8月3日)を皮切りに8月24日の西東京まで全国10カ所で随時開催される。運動会、キャンプファイヤー、文化公演、バーベキューなど多彩なイベントを通じて日校生同士はもちろん、朝高生らとも交流を深める。民族のアイデンティティーを再確認し、今まで知らなかった「自分」に出会う格好の場となる。各地の内容と日程を紹介する。

 東京(6〜8日)は、「ノーリーズンサマースクール」とキャッチフレーズを掲げ、イベントを準備。「コリアンクルーズ」と題して「日光東照宮」参観などを行う。

 神奈川(3〜5日)では、「ゲッツ! コリアン魂!」と題し、朝鮮舞踊や朝鮮料理などを企画し、学生会活動を盛り上げるきっかけを作る。

 西東京(23、24日)では、日校生と朝高生らと共に地域の朝青員らも参加するのが特徴。クイズ大会や料理対決などで交流する。

 千葉(10、11日)では、在日朝鮮人の歴史を知るための講義、朝鮮半島横断ウルトラクイズモイムなどを行う。

 埼玉、北関東、東北(12〜14日)では、「民族体験コーナー」を企画。テコンドーや朝鮮舞踊、チャンゴ、朝鮮の歴史などに触れる場を提供し、日校生と朝高生の連携を深める。

 東海、北信(5〜7日)では、朝鮮人強制連行に関するフィールドワークや本名で活躍する在日同胞青年を紹介。WBC世界スーパーフライ級チャンピオン、洪昌守選手とサッカーJリーガー・グランパスエイトの鄭容臺選手のビデオレターを予定している。

 大阪、奈良、和歌山(6〜8日)のテーマは「GET・だっせ・MILE・SMILE」。クイズ大会、学生文化公演、討論会などを行い、「民族」を自覚する場を提供していく。

 京都、滋賀(5、6日)は、京都市と市国際交流協会が後援。運動会、キャンプファイヤーと同時に「第25回みんなのためのコンサート」を披露する。

 中、四国(12〜14日)では、「オンリーワンの自分をGET'S」と題するイベントを企画。映画やフィールドワークを通して在日朝鮮人の歴史を認識していく。

 山口、九州(3〜5日)では、料理バトル、運動会、キャンプファイヤー、フォークダンスなどを楽しむ予定だ。

[朝鮮新報 2003.7.22]