女性同盟東京足立支部が６月２８日、東京朝鮮第４初中級学校を支援するチャリティーライブ「for your future 未来をキミたちに」を開く。２年前の０１年４月のチャリティーコンサートに続くもの。

　資格や助成面で差別を受けている朝鮮学校の現状を地元区民に知ってもらおうと企画された２年前のコンサートには、「桃色吐息」などのヒット曲で知られる在日同胞作詞家・康珍化さんが作詞、金剛山歌劇団の歌手・李栄守さんが作曲した「また会いましょう」が披露され、話題を呼んだ。足立区長をはじめとする日本市民と同胞約９００人が参加、収益金２００万円が同校と足立区社会福祉協議会に寄贈されるなど、地域に還元されたものは大きかった。

　今回のチャリティーライブに込められた思いは深い。女性同盟足立支部は、９．１７で衝撃を受けた同胞社会を前に、「今こそみんなを元気付け、１世が守ってきた同胞社会をより価値あるものに作る『発信』と『行動』が必要だと思った」（金日美さん）という。何より同胞社会の歴史を築いてきた学校の意義を再認識し、その場を中心に同胞をつなげる作業から始めよう、と動きだした。前回のコンサートで広がった日本市民、地域との絆をより強いものにしたかったという。

　出演者は金剛山歌劇団の李栄守さんと、最近、南のユンドヒョンバンドとのジョイント公演を成功させた同歌劇団器楽部。

　日時＝６月２８日（土）昼公演１３時半開場、１４時開演（２０００円）。夜公演１８時半開場。１９時開演（３０００円、ワンドリンク付き）

　場所＝東京朝鮮第４初中級学校体育館（JR、地下鉄北千住駅下車、東武バス・西新井大師行｢スタンダード｣停留所下車）

　問い合わせ＝女性同盟足立支部・チャリティーライブ実行委員会　TEL　０３・３８８９・２７７９

［朝鮮新報 2003.6.17］