東大阪中級で留学同主催の見学会−日本人教員、留学生ら訪れる |
留学同大阪が5月17日、日本市民や大学生を対象に「朝鮮学校見学会〜1条校に準ずる処遇を〜」を主催、日本人教職員、中国朝鮮族の同胞留学生、南の留学生をはじめ40余人が大阪市生野区の東大阪朝鮮中級学校を訪れた。 見学会ではまず同校校長による民族教育の歴史、当学校の沿革史の説明が行われた。続いて、授業参観や今年度より新しくなった教科書の展示、同校生徒たちによる合唱、民族楽器演奏、朝鮮舞踊の公演が行われた。 参加者たちは「ここの子どもたちには勉強する姿、学ぶ姿が見えた。きっちりと生活のバックボーンを維持している。公演に感激し涙が出た。演奏、舞踊とすばらしかった。本当にありがとうございました」(日本人教授)、「私自身在日で、民族教育を受ける機会はなかったが、民族教育が自然で重要であるということを肌で感じることができた。そして今まで持っていた偏見が払拭されたように思う。民族学校に(学校教育法に定める)1条校の権利が必要だということにも改めて感じさせられた」(在日同胞)、「劣悪な環境の中でこのようなすばらしい民族教育を施している教育現場の方々に心から敬意を申し上げたい。支持、応援している在日同胞の皆さんと朝鮮政府にも感謝の意を申し上げたい」(中国朝鮮族同胞留学生)などと感想を語っていた。【留学同大阪】 [朝鮮新報 2003.6.3] |