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大阪長橋小学校民族学級開設30周年を記念し教育研究集会

 長橋小学校民族学級開設30周年を記念した第4回大阪府民族講師会「教育研究集会〜民族学級の役割をふりかえり、さらなる充実をめざして〜」(主催=府民族講師会、後援=府、市教育委員会、府教組など)が22日、大阪市立長橋小学校で行われ、民族学級講師、日本人教師、府や市の教育委員会職員ら280人が参加した。

 7.4南北共同声明が発表された1972年、「ウリマルを学びたい」という子どもたちの声を受けて設立された長橋小の民族学級。同胞や日本人の情熱と努力によって当時10校だったものが府内180校にまで増え、現在3000人が学んでいる。集会では当時講師を務めた金東勲・龍谷大教授が講演し、「日本政府は国際法の約束義務として在日朝鮮人の民族教育を保障する義務がある」と述べ、民族学級運営のネックになっている講師の身分保障や公教育の場における民族教育の権利を獲得するため運動を推し進めていこうと訴えた。続けて@中学校における取り組みA少数地域における民族教育B総合学習と民族教育―のテーマ別に分科会が行われた。

 また、文部科学省がインターナショナルスクールのみに大学の受験資格を認める方向で外国人学校の処遇問題を検討していることと関連し参加者一同の名前で緊急アピールを発表。同省が朝鮮学校の処遇改善に早急に取り組むことを強く訴えた。

[朝鮮新報 2003.2.25]