@ 55〜57年
※55年5月に総連結成
社会主義祖国の建設に寄与することのできる人材の育成を目標に、国語教育と愛国主義教養を強化
「思想的には高尚な国際主義的愛国思想をもって武装させ、生活面においては自覚的な規律と民主的な道徳を確立させ、学識面においては読、書、算を中心とする基礎学力を向上させる」(55年5月の総連結成大会で採択された活動方針より) A
63〜64年
朝鮮の海外公民としての主体性を全面に。祖国の教科書と資料を大量に入手し、それらを参考に教科書を改編
「朝鮮民族としての主体性を確立し、祖国の建設と未来を担い、世界中の人々と友好を図る朝鮮人に育てる」(「在日朝鮮人の民族教育を守るために」在日朝鮮人民族教育対策委員会、66年) B
74〜77年
朝鮮と連携しながらも時代の変化に即して、日本で生まれ育っている同胞の子どもたちの実情をいっそう考慮。総連愛国事業にパターンを置いた教科書に改編。また、高級部理数科教科書を社会科学系班(가(カ)班)、自然科学系班(나(ナ)班)に分けて編成
「国語の教科書では、児童、生徒たちが興味を感じるような在日同胞作家、解放前の現代作品などを幅広く取り入れた」(朝鮮新報96年7月30日) C
83〜85年
民族教育の実効性をより高めるため、とくに社会、日本語教育を強化
「民族教育が目指す理想的な人間像は、民族的な自主性が確立され、祖国と日本および国際社会の各分野で十分活躍できる創造的能力を兼ね備えた朝鮮人である。民族教育の現行カリキュラムはこのような理想的人間像を具現するものとなっている」(「真の朝・日親善を目指す民族教育」より、89年) D
93〜95年
21世紀を展望し、朝鮮学校児童、生徒の保護者らのニーズに合わせた内容に改編。国際化、情報化時代の在日同胞像を念頭に、122点のすべての教科書を一新
「科目の配列と内容、編成において民族的主体性の原則を堅持しながら、在日朝鮮人子女の実情に合うよう改編した」(「民族教育だより」93年9月) E
03〜06年
民族性を備え、21世紀の同胞社会を継承、発展させていくことのできる人材、北南朝鮮と日本と国際社会で特色ある活躍ができる高い資質と能力を兼ね備えた人材の育成を目標に教科書を改編 [朝鮮新報
2003.1.23]
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