岡山で同胞経営者セミナー |
岡山県商工会主催の2003年同胞経営者セミナーが11日、岡山市内の岡山ロイヤルホテルで行なわれ、県商工会の李康烈会長、総聯県本部の朴吉薫委員長、同胞経営者ら90余人が参加した。 セミナーは「きびしい環境を勝ち抜いて行く私の経営戦略」というテーマで行われ、(株)叙々苑の朴泰道代表取締役社長が講師に招かれ、商工連合会同胞飲食業協議会会長の安海元氏(葛桴驩社長)、同前会長の゙一男氏((株)東光コーポレーション社長)がパネラーとして出席した。 朴講師は、12坪の小規模店舗から創業して現在の焼肉業界トップ企業に至るまでを振り返り、自らの経営哲学に基づいてきわめて直截的に「ヒマな店」の問題点を指摘した。 盛付や笑顔などコストのかからない改善から、徹底した味の追求、独自の店づくりや良い従業員の育成など、経営のヒントについて言及。「お客様が『行く価値がある店』だと考えるからこそ、不景気でも繁盛店はある」と述べた。 また講師は、「まず経営者が、自分の店が置かれている立場を一所懸命に考えてみるべきだ」と強調、両パネラーの適切な「つっこみ」もあり、熱のこもったセミナーになった。 セミナー後、李康烈会長は「熱のこもった講演に出席者はみな引きこまれていたようだ。何かのヒントでもつかんでくれたなら幸いだ」と感想を述べていた。【岡山県商工会】 [朝鮮新報 2003.12.23] |