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広島の李銀淑さん、ケアマネジャーの資格取得

 広島朝鮮初中高級学校保護者の李銀淑さん(46)が、難関の介護支援専門員の実務研修受講試験に合格し、ケアマネジャーの資格を取得した。試験は10月26日に実施され、12月3日に合格発表があった。

 李さんは7年前、家政婦を経てホームヘルパー2級課程を終了した後、2000年12月に訪問介護事業所「さむけあ・ととり」を立ち上げた。以後、同胞社会における福祉の充実化を図るため、02年4月に広島県西部同胞生活総合センターとタイアップして、デイサービスセンター「さむけあ・ありらん」を開設した。

 2カ所の事業所を運営するかたわら、2男2女の母として忙しい日々を送る李さんだが、「1世のハラボジ、ハルモニたちの喜ぶ姿に励まされて」同胞福祉問題の向上、より質の高いサービスを提供するために欠かすことのできない「居宅支援事業所」の開設を目指し、ケアマネジャー資格取得を決心した。

 見事同資格を取得した李さんは、来年4月に居宅支援事業所「さむけあ・ととり」を開設する予定だ。【広島支局】

[朝鮮新報 2003.12.23]