大阪でKS医療ネット全国交流会 |
医療系同胞学生による交流会「KS医療ネット全国交流会」が11月29、30日の両日にかけて行われた。今年で3回目。 「KS医療ネット」は、全国の留学同に参加する同胞学生のうち、医学、薬学、歯学、看護、東洋医療、介護福祉などの医療系統の専攻を持つ同胞学生たちの交流、情報交換の場。自己の専攻研究にいっそう磨きをかけ、将来、在日同胞社会と日本社会に医療を通じて貢献できる人材を輩出していくことを目的としている。会員は医学協会の準会員となっている。 現在、関東、東海、関西の3地域で独自の活動を行っており、年に一度行われる医協学術報告会に時期をあわせ、同地域以外に北海道や東北地方、中四国地方の学生たちも参加する全国交流会を開いている。 29日には医療系学生と関係者ら約30人が、大阪市生野区にある「共和病院」と介護老人保健施設「ハーモニー共和」を見学。医協東海支部会長で、現在名古屋市内で開業医をしている医師の南洋二氏の講演を聞いた。 参加者らは病院施設などを参観したあと、講演者や病院職員に積極的に質問を行ったほか、共和病院の医師や事務責任者も交えた座談会では、同胞医療のあり方などについての意見交換を行った。 30日には、大阪北浜の府立労働会館(「エル大阪」)で催された「第26回在日本朝鮮人医学協会学術報告会」に参加した。学生たちは、医協会員たちの報告や分科会、全体会、懇親会など全日程に積極的に参加し、意義深い時間を過ごした。【留学同中央】 [朝鮮新報 2003.12.15] |