「きょうだい」50年記念推進実行委員会発足 |
1955年1月、文理書院発行の月刊誌「人生手帳」の読者の中から全国朝鮮人緑の会の「きょうだい(형제)」という会員誌が発行された。 当時、室蘭で教職中だった権基満さんが立ち上げ、広島の李憲伯さん、愛知の金成熙さんの手で40数号を発行、約80人が会員となり編集に協力してきた。日本社会におけるあらゆる蔑視と差別の中で、朝鮮人であるがゆえに背負わされた苦しみや悩みを誌上に打ち明け、討論や集会を行ったという。 「歳月は過ぎてもあの頃、力強く生きようとした仲間たちを忘れることが出来ない」という金成熙さんを含む東海地域に住む4人が、「『きょうだい』50年記念」推進実行委員会を発足した。 実行委員会では、「日本三大名泉で名高い東海の温泉に浸りながら50年の歳月を手繰り寄せ、想いを語るひと時を過ごそう」と、会員と読者らに呼びかけている。 実行委員−金成熙(編集者)、卞元守(当時・島根在住)、申正九(当時・広島在住)、韓日珠(当時・広島在住) 連絡先:〒470―1168 愛知県豊明市栄町南館43―4、TEL&FAX:0562・97・8195(携帯電話:090・4119・4107)、Eメール:ipuni122@yahoo.co.jp [朝鮮新報 2003.12.10] |