「ハンギョレ通貨」とは |
留学同埼玉が10月、新たに立ち上げた「ハンギョレ通貨流通プロジェクト」。ここで使われる「ハンギョレ通貨」とはどういうものなのか。 「ハンギョレ通貨」は「使い」「使われる」ことでコミュニティーの活性化を図り、利用者を増やすことでコミュニティーの拡大を目指すものだ。 「ハンギョレ通貨」を使える対象者は@各界各層の在日コリアンA本企画の趣旨及び目的を理解してくれる日本人、外国人である。 「ハンギョレ通貨」は手帳方式、つまり独自の「通貨」は存在せず特定の手帳に記載された限度額内で使用が可能となる。参加者には、最初に1000ハンギョレが与えられ、手帳に記載される。 手帳を手にした時点から自由に参加者同士で利用することができ、「やって欲しいこと」を頼める相手がいない場合、コーディネーターに依頼し取り引き相手を探してもらう。 だから、利用者には「私のできること」を積極的に事務局に登録してもらうようお願いしている。「みなのできること一覧」をホームページ上に公開(地域、内容のみ)する予定だ。当面コーディネーター(事務局)は留学同埼玉が担当する。 使える内容は、公序良俗に反さず双方が納得すればどんなものでも構わない。例えば「ビデオの録画をしておいて」とか「引越しを手伝って」など。額は双方が話し合い自由に決めてよいが、わからない場合は1ハンギョレ≒5円、100ハンギョレ≒1時間程度の軽労働を大体の目安にする。そしてそのつど使った額が手帳に記載される。留学同埼玉で行った「ハンギョレバザー」のように、物の売買もできる。 手帳がいっぱいになった場合、事務局に使用済み手帳を返却すると、さらに500ハンギョレ分の新しい手帳が追加されて送られてくる。 現在、事務局では「ハンギョレ通貨」を利用したい、また一緒に企画、実行して行きたいと言う個人、団体を随時募集中だ(職業、年齢等一切不問)。 新しい同胞コミュニティー構築のための、「新しい試みにチャレンジしたい」という個人、団体はぜひご一報を。 事務局=さいたま市浦和区岸町3―3―23。(TEL 048・822・8723) 。 [朝鮮新報 2003.11.8] |