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〈北海道十勝沖地震〉 同胞業者に甚大な被害

 9月26日早朝に起きた03年十勝沖地震は同胞たちにも甚大な被害を出している。

 総聯北海道本部が支部などと協力して同胞の被害状況を調べたところ、幸いにも人的被害はなかったが、自宅や店舗に甚大な被害が出たことで同胞たちは多大な精神的ショックを受けている。生活面でも不便を余儀なくされている。

 被害が大きかった静内町、浦河町、襟裳町(総聯胆振日高支部)では、同胞遊技業・飲食業者の店で駐車場陥没、配水管破裂、内外壁の亀裂、店舗のガラス破損、遊技機破損、食器類破損などの被害を確認。営業を断念している所も。音別町(総聯釧路支部)のある同胞遊技店の機械設備のほとんどが破損し、営業はおろかばく大な補修費用がかかるため営業再開の目途すら立ってない。帯広、足寄、池田、広尾でもボイラー破損、水道管破裂、天井破損などの被害が出、営業を再開できずにいる。

 同地域ではいまでも余震が続いており、同胞たちは不安な生活を送っている。総聯北海道本部と同管下の各支部では引き続き同胞の被害状況を調べるとともに今後の対策を練っている。【北海道支局】

[朝鮮新報 2003.9.30]