各地で在日朝鮮同胞「敬老の日」−東京朝鮮第3初級学校、初めて開いた「敬老の集い」 |
「ハラボジ、ハルモニ。ますますお元気で」。13日、東京都板橋区の東京朝鮮第3初級学校で初めて、「敬老の集い」が開かれた。 孫に会いにきたハラボジ、ハルモニたち約50人を初級部1〜3年生らが拍手で出迎えた。「今日は楽しいひと時を過ごしてください」と朝鮮語で書かれた手作りのカードを首にかけてもらうと、ハラボジ、ハルモニたちはニッコリ。教室はほのぼのとした雰囲気に包まれた。 舞台では、生徒たちがこの日のために準備した歌や、授業で習った朝鮮語の話術を披露するなどして、参加者らを喜ばせた。 途中、生徒2人がテンポのいい口調でインタビューを行い、「どこで生まれましたか」「お歳はいくつですか」などと質問。歳を聞いた後、「とても若く見えますね」と生徒が答えると教室は笑いに包まれた。 初級部1年生の孫を持つ、韓在和さん(67)は済州道出身だ。 「孫にこういう形で祝ってもらって本当にうれしい。いい思い出になりました」 「少年時代を思い出しました」と話すのは李明律さん(73)。 「今日はとても楽しい時間を過ごせた。このような場を設けてくれた学校に感謝したい。小さいとき自分が朝鮮学校に行けなかった分、孫には立派な朝鮮人として育ってほしい」と語っていた。(文=金明c記者、写真=盧琴順記者) [朝鮮新報 2003.9.22] |