関東大震災朝鮮人虐殺８０周年に際し１日、神奈川県同胞犠牲者追悼集会（同実行委主催）がかながわ県民センターで行われた。

　集会では、実行委員の�｢道元氏、県朝鮮人強制連行真相調査団の原田章弘事務局長が追悼の辞を述べた後、青年、学生、女性らが発言し、事件から８０年が経つ現在も、謝罪、補償を怠っている日本政府を非難した。

　続いて、小泉総理あての要請書が採択され、歴史の教訓を学び、過ちを再び繰り返さないために、�@虐殺の事実調査を行政の責任において行うこと、�A日本政府が虐殺の責任を認め謝罪すること、�B行政の責任のもと虐殺の歴史的経緯のある場所に追悼碑を建立すること―を求めた。

　集会には、李漢洙総聯県本部委員長をはじめ同胞、学生、日本市民ら、３５０余人が参加。集会に先立ち、立教大学の山田昭次名誉教授が記念講演を行った。

［朝鮮新報 2003.9.4］