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〈関東大震災−朝鮮人虐殺から80年〉 総連中央がアピール

 総連中央は関東大震災時の朝鮮人虐殺80周年に際して「恨みの歴史を決して忘れてはならない」と題する、全同胞に宛てたアピール文を9月1日付で発表する。

 アピール文は、朝鮮人虐殺と関連して日本弁護士連合会(日弁連)が小泉総理に宛てた「勧告書」に言及しながら、しかし最近、80年前の朝鮮人虐殺を彷彿させるかのように右翼勢力とマスコミが虚偽とでっち上げによって世論を誤らせ、朝鮮を敵視し在日朝鮮人を犯罪視する朝鮮人排他の殺伐とした雰囲気が造られていると指摘。それによって朝鮮学校生徒に対する暴行、暴言、さらには総連や民族金融機関に対する銃撃、爆弾脅迫テロ事件が頻発し、「万景峰92」号の入港阻止に血眼になっているが、こうした策動は絶対に許すことが出来ないと強調している。

 そして、80年前の血塗られた歴史を全世界に告発し、日本当局に真相究明、謝罪、補償を強く促していかなければならないと指摘しながら、こうした歴史を代を継いで伝え、民族の恨みを晴らすためにも日本の地で民族の尊厳と気概をさらに立派に守っていく事と、団結した力で「わが組織と生活、後代」を守っていこうと呼びかけている。

[朝鮮新報 2003.8.30]