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商工連、「同胞経済研究」第9号発行

 「同胞経済研究」第9号(2003年夏)が商工連より発行されている。

 今回も、おなじみとなった「同胞企業定期景況観測」を冒頭に掲載。03年4月調査分で、調査対象は東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、京都、福岡など各商工会の法人会員から311法人の経営者。調査内容は、@景況A売上高B仕入価格C採算状況D資金繰りE設備F人手の7項目で、03年1〜3月期を基点に前期比の状況、来期の見通しを調査している。

 概況では、「『関信越』、『東北、北海道』、『東海』では景況DIにおいて大都市圏と比較した場合、相対的にましな数値となっているが、来期の見通しにおいてかなり悲観的なのが特徴的である。また設備、人手の各DIは、今期、来期見通しも著しい不足感を示している」と分析している。

 朝鮮大学校経営学部助手(経営学修士)の趙丹氏による「ベンチャー企業を取り巻く環境動向−『大学発ベンチャー』の興隆を中心に−」は、昨今顕著になっている産学連携の拡大に焦点をあて、大学発ベンチャーブームをどのようにとらえ、どのように対処してゆくべきかについて考察を加えている。核問題をめぐる朝鮮半島情勢をテーマにした解説と資料なども掲載されている。

 問い合わせ=商工連経済研究室(TEL 03・3844・4111、URL=http://www.korea-fci.com

[朝鮮新報 2003.8.19]