留学同九州、強制連行跡地など過去の歴史たどる |
留学同九州主催のフィールドワーク「筑豊セミナー」が6月29日、現地で行われセミナーに参加した同胞学生たちは、日本の植民地支配時代に筑豊炭鉱に強制連行された経験を持つ「来善さんの案内でボタ山や筑豊強制連行被害者の納骨堂「ムグンファ堂」を訪ねた。追悼碑建立委員会の代表でもあった「さんに、強制連行で日本にわたってきた経緯や過酷な生活体験、追悼碑を建立するまでの運動過程を聞きながら、参加者は「自分たちのルーツとしっかり向き合うことの大切さを痛切に感じた」と口々に述べていた。またセミナーでは、九州でも有数の強制連行炭鉱であった「麻生炭鉱」の創始者を祖父に持つ自民党右派、麻生太郎政調会長の家系についても述べられ、参加者たちは先日、物議をかもした「強制連行者」の非道な発言に憤りを禁じえなかった。 留学同九州では今後も、歴史的に朝鮮とかかわりの深い九州という地域性に合ったさまざまな取り組みを企画している。【留学同九州】 [朝鮮新報 2003.7.18] |