青商会「ウリ民族フォーラム2003」東京で開催 |
在日本朝鮮青年商工会(青商会)の「ウリ民族フォーラム2003−ウリ時代、ウリ民族教育−これからのウリハッキョ」が6月28日、東京都北区の東京朝鮮文化会館で催され、黄元圭実行委員長(中央青商会直前会長)、各地の会員、同胞ら600余人が参加。時代のニーズに沿って改編された朝鮮学校の教科書や外から見た朝鮮学校についての発言があった後、「今、民族教育をどうとらえ、何をすべきか」についてフリートークが行われた。参加者らは、50余年間の歳月を刻んできた民族教育の現状とあるべき姿について認識を共にし、その発展のために力を尽くしていくことを確認し合った。これに先立ち、青商会第7次定期総会が行われ、新会長に具本憲副会長兼東京青商会直前会長が選ばれた。総会とフォーラムなどには総聯中央の南昇祐、梁守政(商工連合会会長兼)両副議長が参加した。 具本憲新会長に聞く 具本憲新会長に、今フォーラムの意義、第7期の主な活動方向と課題、抱負などについて聞いた。 ―まず、会長に選ばれた感想から聞かせてください。 今、同胞社会を取り巻く情勢はかつてなく厳しい。それだけ、責任の重みと同時に、やりがいも感じている。 ―フォーラムでは、豊かな同胞社会を築くという理念のもと、引き続き同胞社会の発展に寄与していくことを確認し合ったが。 その意義はとても大きい。とくにわれわれは、総聯の支部と本部を拠点に運動を展開している。意識の多様化、情勢の変化などから、同胞社会の一部ではいろいろな主張がなされているが、同胞社会の活力となるべき存在のわれわれが、すべての同胞に団結を呼びかけていく必要がある。団結こそ力である。そうすれば、青商会はさらに強くなり、誰もが認める物心両面を備えた魅力ある組織として発展させることができると思う。 ―今後の活動方向と課題は。 活動は、@運動の拠点である地域青商会の活性化、Aネットワークが生む活力の全会員による共有、B6.15共同宣言の後押し、C民族教育をはじめとする諸権利の拡大とそのための対外活動に重点を置いて推し進めていく。 この実現のためには、30代の青年らをもっと多く会員にしていく必要がある。青商会はほかの団体と比べ絶対的に数が少ない。会員拡大、そのためにわれわれは、子どもたちの未来とともに会員らの経済活動をバックアップしていく活動をバランスよく行っていくつもりだ。 青商会活動を料理に例えれば、北海道の会員が作ったおいしい料理法を九州地方の会員にも知らせるなど、すべての会員らによい栄養分がゆきわたるようにしていきたい。魅力、実利を追求し、みんなで共有していくということだ。 われわれは結成からこんにちに至るまでの8年間、会を発展させるためのあらゆる可能性を探ってきた。 例えば、日本社会の国際化、多文化共生を主張する日本青年商工会議所をはじめとする青年団体や、国会および地方の若手議員との連係も強めてきた。そうした過程を通じて、青商会ならではの活動を展開していくことも可能だ。 今期は、わが青商会のネットワークが持つ、無限の可能性を探っていく挑戦の期≠ニも言える。 う余曲折も予想されるが、同胞青年、とくに30代を1人でも多く青商会に集めるようにしてこそ、われわれの力、魅力はさらに発揮されるだろう。(まとめ、羅基哲記者) [朝鮮新報 2003.7.1] |