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溺れた小1男児を救助−西東京中部支部管下の全昌龍さん

 総聯西東京中部支部東大和分会の全昌龍さん(50)に北多摩西部消防署長から感謝状が贈られた。

 同消防署によると、5月16日午後3時15分ごろ、東大和市奈良橋5丁目で、友達数人と遊んでいた市内の小学校1年の男児が、誤ってコンクリート護岸から約2メートル下の空堀川(水深2.5メートル、川幅7.5メートル)に転落。通りかかった主婦(36歳)の「助けて!」の声を聞きつけた全さんは、着衣のまま川の中に飛び込み、おぼれていた男児を救助したという。男児は水を飲んでおり、病院に運ばれたが無事だった。

 同署は「水深が2.5メートルもあるなか、自らの危険も顧みず勇猛果敢な行動をとった」と評価し、全さん宅を訪ね感謝状を手渡した。

 全さんは、「無我夢中で川に行き飛び込んだ。子どもをおぶって助け出した瞬間、ホッとした」と述べていた。【西東京同胞生活相談綜合センター】

[朝鮮新報 2003.6.26]