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支部委員長のつぶやき

受験資格問題、講演会も

 大阪はJR環状線、最南の駅「天王寺」で阪和線に乗り換え、電車に揺られること約15分、「杉本町」駅に到着すると徒歩3分のところに大阪市立大学はあります。

 一度は部員がいなくなり廃部直前だった朝鮮文化研究会を立て直そうと精力的に活動したのが、私が入学した当時4年生だった先輩たちです。今年に入ってからは週に一度、10人程度の同胞学生がBOXに集まりウリマルの勉強を中心に行っています。最近では留学生とも連絡を取っていて、今度交流会を開く予定です。

 今年度、市大支部では「民族教育」をテーマに学習を進めていこう、という目標があります。そんな中、今回の「民族学校に対する国立大学受験資格差別問題」が急浮上しました。留学同では、民全連(民族学校出身者の受験資格を求める全国連絡協議会)が中心となり今方針に対する是正運動を展開していますが、市大支部でも幅広くこの問題を知ってもらうため、ノンフィクション作家の高賛侑氏を招き、7月3日に特別講演会を行うことになりました。

 在日本朝鮮人人権協会や在日本朝鮮人医学者協会などの連携のもと、将来の職に生かせる行事には積極的に参加しています。とくに5月3日、LINKS関西主催で行われた「エクステンション21」での有資格者である人権協会会員の先輩たちの話は現場での難しさを知り、同時に将来に対する希望を持たせて頂ける良い機会となりました。卒業後、互いの力になるためにも、朝大生との交流の重要性も感じています。

 それぞれの忙しい日常生活の中、時間の合間をぬって週に1度集まるだけでもみんなの負担にはなりはしないかと心配になるのですが、だからこそ集まるための集まりにはならないようみんなで相談し、試行錯誤しながら活動しています。(「蓉花、大阪市立大学支部4年)

[朝鮮新報 2003.6.23]