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徹底してホルモンにこだわる−炭焼ホルモン・宝や(埼玉県浦和)

 5月20日にオープンした出来たてホヤホヤのお店。

 東京朝高の同級生で親友の姜大植さん(46)と李秀益さん(45)の2人が共同経営で始めた。姜さんは以前、居酒屋をやっており、料理を担当。李さんが店のマネージメントを受け持っている。2人の息がぴったりと合った親しみやすい店だ。

 看板に「炭焼ホルモン」と書いてあるように、店のコンセプトは「徹底的にホルモンにこだわるホルモン愛好家のための店」というものだ。

 「普通の焼肉はどうしても価格が高くなる。ホルモンを中心に据えて、価格を居酒屋なみに抑える。これが店の特徴です」と李さん。

 ホルモン系の肉が充実しているのはもちろん、塩焼きがもてはやされているなか、「宝や」ではタレ焼きを貫いているのがうれしい。「うちのタレはかなり辛い」(姜さん)というように、4種類の唐辛子をブレンドしてふんだんに使っている。それもまたうれしい。

 ホルモンのほかに人気があるのがチョッパル(豚足)と平壌冷麺。チョッパルはしょうゆ味で煮込み黒い色がついたもので、「味付けは絶対に秘密」と姜さんが言えば、「僕にも教えてくれない」と李さんが応える。平壌冷麺は、姜さんが平壌で10軒以上も冷麺専門店をまわり味を研究したもので、本場の味が楽しめる本格的なものだ。麺も平壌から取り寄せている。

 オープンからまだ2週間ほどで、「手探りの状態」と言うが、二人三脚で店を盛り上げ、将来は「チェーン展開、フランチャイズ展開もしたい」と夢は大きい。

 座席数43席、個室もあり宴会にも使える。JR浦和駅東口から徒歩1分と立地条件もいい。1950年代ふうの落ちついた店内で、備長炭で焼くホルモンをぜひ味わってもらいたい。(徹)

 おすすめメニュー:極上白ミノ(豚の胃袋・550円)、コプチャン(牛の腸・480円)、トンチャン(豚のホルモン・380円)、コブクロ(380円)、チョッパル(500円)、平壌冷麺(750円)など。

 営業時間:午後3時〜11時。木曜日定休。 TEL 048・887・6970

[朝鮮新報 2003.6.4]