西新井病院創立50周年式典行われる |
「医療法人社団 成和会 西新井病院創立50周年記念式典」が5月29日、東京都都港区のホテルオークラで催された。同院は、医療の過疎地といわれた東京都足立区に1953年5月1日に開院、@朝・日親善A民主的医療センターB社会福祉の3つの方針を掲げ、地域に根ざした医療を推進してきた。とくに1世である成和会の金萬有理事長は、日本人との共存、共栄、朝・日間の医学交流促進、朝鮮の医療水準の向上などにも努めてきた。 式典には、総聯中央の徐萬述議長、同院顧問で在日本朝鮮人商工連合会の梁守政会長、東京女子医科大学の高倉公朋学長をはじめとする朝・日の関係者らが参加。金理事長は、3つの方針を引き続き掲げ、頑張っていきたいとあいさつした。 また、女性として世界で初めて欧州三大北壁完登者となった登山家の今井通子氏が「自然と私−白頭山登頂記」と題し記念講演を行った後、祝賀宴が催された。祝辞を述べた衆議院議員の鴨下一郎・厚生労働副大臣は、「こうした時期だからこそ、金先生のような日朝交流が重要である」と強調した。 [朝鮮新報 2003.5.31] |