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同胞結婚相談所−式場選びから新婚旅行まで婚礼全般、無料でサポート

 結婚の日取りは決まったものの、婚礼行事全般をどうすればいいのか、と悩んでいるカップルは多いのではないか。同胞結婚相談センターでは、結婚を迎えるカップルのために式場選びや衣装合わせ、婚約式など諸々のことを、無料でサポートしている。

恋愛カップルもOK

 「結婚が決まっても、何をどうすればいいかわからないというカップルが最近増えている。センターでは、私たちの紹介を通じて結ばれたカップルだけでなく、恋愛で結ばれたカップルも含め双方の親族が婚礼全般をスムーズに行えるよう、いろいろとサポートしている。しかし、同胞社会の中には『センターに頼むとお金がかかる』という誤った認識がある。センターが、同胞の利益になるようサポートをしているということを知ってもらいたい」と、李洋成事務局長は話す。

 では実際、どのようなことをしてくれるのか。

 まずは式場探しから。センターでは日時、場所、費用や人数、式場の雰囲気の好みなどを当人たちから具体的に聞き、希望に見合う式場を複数ピックアップしてくれる。また、衣装合わせ、新居探し、新婚旅行などについてもアドバイスしてくれる。

 次に、納采(婚約式)や納幣(結納)などをサポートする。最近は納采と納幣を一緒に行うなど簡素化の傾向にあることから、両家の父母や本人の意思を尊重して取り決める。また、納幣の際に必要な品物なども要望によって取りそろえてくれる。

 センターでは、結婚式当日の進行についてもアドバイスを行っている。

 李愛浩副所長は、「当日の準備や式全般に対するアドバイスはしているが、式自体は地域の総聯本部や支部に任せるようにしている。結婚後、地域同胞社会に早くとけこめるようにとの思いからそのようにしている」と話す。結婚式当日に出される料理についても、式場側と事細かく打ち合わせてくれるのもありがたい。最近は、式が終わった後に行われることが多い、新行(嫁入り)についても適切なサポートをしてくれる。

 こうした婚礼全般のサポートを、センターではすべて無料でやっている(ただし実費は別)。

10年の蓄積生かして

 「少子化が進む中、結婚式自体が少なくなっている状況で、わが子の結婚式を1回しか見ることができない親もいる。だからこそセンターでは、親と同じ気持ちで1回1回の結婚式に全力投球で臨んでいる。今後も同胞のために役立てるよう努力していきたい」(李愛浩副所長)

 広島と東京、北海道と東京のカップルの婚礼全般を、センター単独で取り仕切るなど、過去10年間の蓄積が徐々に花開きつつあるという。

 最近、各地の式場で同胞向けのブライダルプランが数多くそろえられているが、これもセンターの地道な努力の結果と言える。

 「ブライダルプランのある式場でも、センターを通せばさらに割引になったり、特典がつくところもある。センターの立場から言えば、いろんな面で有益なので、どんどん使ってくれれば」(李洋成事務局長)

 また、センターで毎年発行している「同胞ブライダルガイドブック」には、式場や婚礼衣装、ジュエリーショップやブーケ、写真撮影や旅行会社など結婚式はもちろん、その後の婚礼行事に役立つ業者の紹介など有益な情報が満載で、うまく活用すればリーズナブルな金額で満足のいくブライダルシーンを演出できる。

 大手式場やホテルの関係者が協力を求めてセンターを訪ねてくるケースも最近は増えてきているという。

 「センターのステータスが高まれば、それだけ同胞に還元できる」

 メリットはあるが、デメリットはない同胞結婚相談センターの婚礼サポート。かゆい所に手が届く同胞ならではのこのサポートを、使わない手はない。

[朝鮮新報 2003.5.24]