米国上院公聴会での「ミサイル証言」と関連し総連中央広報室がコメント |
米上院政府活動委員会の小委員会が20日、朝鮮の元「技師」や元「高官」なる人物を招いて公聴会を開き、「(弾道ミサイルの)部品の90%は日本から来た」「万景峰号で3カ月ごとに運ばれた」などと証言させたことと関連し、総連中央広報室は21日、コメントを発表した。コメントは次のとおり。 米国の上院公聴会で「ミサイル技師」なる人物が「ミサイル関連物資などが朝鮮総連を通じて万景峰号で朝鮮に定期的に運ばれている」かのごとき「証言」をしたが、これは完全なねつ造である。 朝鮮総連は、そのようなことに一切関わったことはない。朝鮮総連はそもそも貿易業務に直接関わる活動はしたこともないし、しない。また、万景峰号が、日本の法律に基づいて合法的に輸出物資や人道支援物資を運んでいることは周知の事実である。このことは日本の関連当局もよく承知しているはずである。 これは、対朝鮮封じ込め政策を強化し、総連を陥れるための露骨な政治的欺まん劇である。 一方、これに先立つ20日、新型肺炎(SARS)防止に伴う朝鮮への入国手続が変更されたことと関連し、朝鮮がこれまで取ってきた入国時の10日間の隔離措置を、5月19日からは「万景峰92」号およびウラジオストク経由の航空便で入国する人に対しては港湾、空港で検診だけ行い、際立った症状がない場合は入国、滞在できるということを明らかにした。 [朝鮮新報 2003.5.22] |