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支部委員長のつぶやき

同胞留学生の「よりどころ」に

 留学同九州本部には、博多と北九州の2つの支部があり、これらは九州同胞学生の2大拠点となっています。そのうち私が支部委員長を務める博多合同支部は人数こそ多くはありませんが歴史が古く、伝統のある支部です。なかでも特徴は現役だけではなく、OB、OGたちと連携を取りながら活動を行っていること。先輩たちはイベントなどへの参加はもちろん、活動のうえでの心強い相談役、アドバイザーとして私たちを支援してくれています。

 留学同九州本部では2003年、「在日コリアン学生の寄りどころ、縁りどころ、依りどころの留学同九州」というキャッチフレーズを掲げました。3つの「よりどころ」には「誰もが気軽に立ち寄れる場所」「たくさんの出会いの場所」「困った時に頼れる場所」とそれぞれの意味が込められています。このキャッチフレーズのもと、本支部では、週に1度の会合はもちろん、月に1度、北九州支部と合同での学習会などさまざまな活動を行っています。

 昨年、本支部では同盟員を増やすことに力を入れ、多くのイベントを催してきました。今年はより本格的な「ウリマル教室」をはじめとする学習会にいっそう力を入れていこうと思っています。また、福岡県内にとどまっていた活動範囲をいっそう広げていきたいと思っています。

 まだまだ人数の少ない本支部では、「自分をアピールすること」を第1の課題とし、3月に日校、朝高生を対象に説明会を催しました。また、昨年末に作成した宣伝用のポスターを県下をはじめとする九州地域の各大学、専門学校などに張っていく活動も進めています。

 「同胞たちをつなぐコリアンネットワークをいっそう広げていきたい」―民族意識のレベルには個人差がありますが、多様な意識を持った同胞たちがすばらしい朝鮮民族の文化や風習を共通項に集える場を作っていきたいと思っています。(金貞美、久留米大4年)

[朝鮮新報 2003.4.12]