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味を嗜む西欧風朝鮮料理−コリアンフーズパーク・アックジョン(広島市中区)

 広島で若者を中心に幅広い層に支持されているKorean foods park「アックジョン」。夕暮れ時になると、店内はアフターファイブを楽しむ客でにぎわう。

 屋号の「アックジョン」はソウル市内の狎R亭洞からとったもの。ソウルで一番若者が集う街とされる狎R亭洞を訪れた店長、白承浩さんのアボジ白漢英氏(故人)が「若者が集う活気溢れる空間」にしたいと、名付けた。

 店を切り盛りするのは承浩さん(25歳)とチーフの承徹さん(23歳=弟)。スタッフも全員20歳代前半と若い。承浩さんは朝鮮大学校を卒業後、1年間、モランボン料理学校で朝鮮料理を習い、大阪で修行。当初、実家の焼肉店を継ぐはずだったが、トントン拍子にことがすすみ、一昨年にオープンした今の店を経営することに。

 広々とした店内1階(60人収容)は、「時間を忘れ、楽しく、ゆっくりくつろげる場」を提供したいとの承浩さんの思いやりが感じられる。2階は、グループ室、掘りコタツの個室、カップル席があり、落ち着いたアダルトな雰囲気をかもし出す。

 メニューは単品料理約100種類と豊富。料理のコンセプトは、朝鮮料理と西欧料理のアレンジ。どの品も逸品。キムチ、トック、ジャガイモ、チーズなどが具のソウルグラタンは、女性客に人気だ。オリジナルカクテルの夢龍(マッコリとジンンジャエール)と春香(マッコリとピーチ)もカップル、女性客から好評だ。

 白店長によると、若者中心の客層の中でも女性グループが多いとのこと。朝鮮の家庭料理を食べながらカクテルを片手に「アックジョン」で素敵な出会いを。(貴)

 おすすめメニュー:ソウルグラタン(600円)、牛スジ煮込みパイ包み(600円)、ジャンボ石焼ピビンパ(2000円)、石焼カルボナーラ(700円)

 営業時間:ランチは11時半〜14時半、夜は17時〜25時、年中無休。広島市中区三川町10−13 TEL 082・247・3522

[朝鮮新報 2003.4.9]