日朝友好親善をすすめるシンポ、東京で開催 |
日朝友好親善をすすめるシンポジウム「激動の朝鮮半島情勢を斬る」が2月25日、東京・御茶ノ水の中央大学駿河台記念館で行われた。 パネリストとして中央大学の伊藤成彦名誉教授、大妻女子大学の前田康博教授、愛知大学の河辺一郎助教授が参加し、朝鮮半島情勢と日朝関係の今後について発言した。 伊藤成彦氏は、日朝国交正常化の原点は日朝平壌宣言にあるとしながら、「いま日本はこの原点を見失った状態にある。この宣言の内容を誠実に履行することが国交正常化の唯一の道だ」と強調した。前田康博氏は9月17日以後の日本政府とマスコミの態度を批判しながら、「国交正常化は国民の一人ひとりの意思にかかっている」と述べた。河辺一郎氏は、「日本が米国の政策に追随するのではなく、少なくとも中立の立場に立つならば国際情勢は大きな変化をもたらすはずだ」と日本の責任の重大さを語った。 [朝鮮新報 2003.3.1] |