支部委員長のつぶやき |
セミナーで平壌宣言の意義再確認 はじめまして、立命館大支部の委員長を務めている金聖倫です。わが支部では、「人間関係豊かで魅力的な支部を!」という目標のもと、学習会、ウリマル教室など日常的な活動からセミナー、サッカーW杯応援などさまざまな活動を行ってきました。なかでも注目に値するのは12月4日、12日、18日と3回にわたって行った講演会「それぞれの朝・日会談−朝鮮半島、在日朝鮮人、日本人の視点から」です。 昨年の9.17の衝撃は、わが留学同のメンバーにもおよびました。去年の夏に朝鮮を訪問していた僕自身、この事実をどのように受け止めれば良いのか分かりませんでしたが、時間が経つにつれて、あまりに偏った日本のマスコミ報道が目に付き始めたのです。これはどう考えてもおかしい、朝・日国交正常化のための今会談の意義をもう一度再認識する必要があるのでは−。そのような思いから、講演会を開催することにしたのです。 講演会では3人の講師を招き、日本の報道、双方の問題点、そして歴史の清算を通しての展望を話していただきました。われわれが持つべき視点や忘れてはならないことを知る良い機会になったと思います。 なかむつまじく、豊かで力強い同胞社会、在日朝鮮人が日本の人々と手を取り合いながら生きて行ける未来を築くためにも、私たちが次世代の主人公としてなすべき課題はたくさんあります。その課題をクリアする力をつけるために今、「留学同」という場で自分のできることをやっているわけで…。 2年生なので、まだ支部全体をまとめていくには力不足な点が多すぎて失敗に失敗を重ねる毎日ですが、その度に同じ支部のトンムたちに支えられここまでくることができました。 来年度も今年の目標をさらに上回るような魅力的な支部作りに励み、自分自身も大きく成長しようと思っています。(金聖倫、立命館大学法学部2年) [朝鮮新報 2003.2.1] |