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肝臓移植の李滉くん死去、募金協力に遺族らが謝意

 岐阜県同胞生活相談綜合センターによると、日本各地の同胞と日本市民の支援により一昨年11月、ソウル中央病院で生体肝移植手術を受けた後、岐阜県鳥羽郡の松波総合病院で術後の治療を受けていた李滉くんが22日、亡くなった。24日、メモリー各務原で告別式がしめやかに営まれた。

 李くんを救おうと、一昨年2月、「李滉君を救援する会」が立ち上げられ、肝臓移植手術に必要な諸経費を補う「善意の募金」を県内外の同胞と日本市民に呼びかけた。結果、同年5月までに、朝鮮大学校をはじめ各地の朝鮮学校生徒や父母、李くんの通う岐南工業高校をはじめとする日本学校の生徒、PTA、そして県内外の同胞ならびに団体から募金が寄せられ、李くんは同11月、ソウルで手術を受け成功した。が、昨年7月、ガンの転移が見つかり必要な治療を続けてきたが、各諸氏と家族の努力のかいもなく、20歳という若さで亡くなった。遺族らは悲しみの中、募金運動に協力してくれたすべての同胞と日本市民らに感謝の意を表していた。

[朝鮮新報 2003.1.28]