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介護老人保健施設「むくげのいえ」オープン

 医療法人社団成和会(金萬有理事長)が経営する介護老人保健施設「むくげのいえ」が、東京都足立区西新井に15日、オープンした。「むくげのいえ」は高齢者の「病院から家庭」への復帰を支援するもの。「自宅での療養生活に不安を持っている人や退院後自宅での生活に自信の持てない人、痴呆で困っている」などの施設である。

 介護と医療の両面から高齢者のための現代の最先端の水準でサポート体制が整った「むくげのいえ」は、西新井病院の金萬有理事長の長年の夢を実現したものである。理事長は高齢化社会の到来に対応して、医療人としての使命を果たすため、介護老人保健施設の開設を構想し、その実現に努めてきた。とくに99年の訪米時にはニューヨークで世界最高水準といわれる老人保健施設を視察。この時、金理事長は「これ以上のものを建設して、地域と同胞社会に還元したい」と決意したと語る。その構想にふさわしく「むくげのいえ」は広々として、明るく清潔でモダンな施設に仕上がっている。

 金理事長は「むくげのいえ」を命名する際、「白く美しいむくげの花のように、永遠に高貴でありたいとの、高齢者の熱い思いを込めた」と語った。そして、「やすらぎ、ふれあい、まごころ、あんしん」が「むくげのいえ」のポリシーであるとして、地域と同胞社会に愛される介護老人保健施設として定着してほしいとの思いを語った。

 「むくげのいえ」は、@ステイ=入所(病院での入院治療を終え、病状回復期の人や家庭に復帰するためにリハビリが必要な人が利用する)Aショートステイ=短期入所療養介護(家族の都合や介護疲れなどで、家庭でのお世話が一時的にできない場合に利用できる)Bデイケア=通所リハビリテーション(自宅までの送迎付日帰りサービスで、健康チェック、食事、入浴、レクリエーション、リハビリなどを行う)−などのサービスが受けられるようになっている。

 この介護老人保健施設を利用するためには、介護保険の被保険者で、市区町村が行う要介護状態であると認定されることが必要である。ショートステイ、デイケアでは要支援の人も利用できる。さらに、「むくげのいえ」の特徴は透析施設を持つ「成和腎クリニック」に隣接し、西新井病院へも徒歩3分という好条件にあるため、医療と介護が一体となった質の高いサービスが受けられる。(粉)

 「むくげのいえ」=東京都足立区西新井本町1―25―36、TEL 03・5838・0788、FAX 03・5838・0789

[朝鮮新報 2003.1.23]